埼玉犯罪被害者援助センターとは
活動内容
本センターは、専門の相談員や研修を受けたボランティアによる相談や直接的援助活動を通じ、犯罪・交通事故等の被害者が抱える様々な不安や悩みの解決にあたるなど、被害者の各種サポート活動を無償で行う民間団体です。
相談業務
専門的訓練を積んだ犯罪被害相談員による相談業務を行っています。
直接的援助
被害者の希望に応じて病院・法廷等での付添い・被害者自宅等で多様な援助を行っています。
相談員・支援員の養成及び研修
適切な支援活動ができるよう、専門家講師による各種研修を行っています。
広報・啓発活動
被害者援助の大切さを多くの人に知ってもらうために、講演会や街頭キャンペーン、機関紙の発行等の活動を行っています。
関係機関との連携
警察をはじめとする関係機関・団体等と連携し、被害者援助活動の充実に努めています。
自助グループへの援助
同様の体験をした被害者等の交流場所の提供や、必要によりアドバイスを行います。
犯罪被害者が受ける様々な被害
私たちの身の回りでは、悲惨な事件・事故が毎日のように発生しています。
犯罪被害は、決して他人事ではありません。もしかしたら、今日、明日あなたやあなたの身近な人が被害者になるかもしれません。あなたの愛する人が理不尽な被害に遭うかもしれません。犯罪被害は遠い世界の問題ではないのです。
犯罪の被害者や家族は、犯罪によるショックが大きく、十分な支援を受けられないで、社会から孤立する状況にあります。
また、犯罪の被害者等は、犯罪等により直接的な被害を受けるだけでなく、被害後、新たに生じる様々な問題(「二次的被害」と呼ばれている。)にも苦しめられています。
公益社団法人 埼玉犯罪被害者援助センターでは、そうした被害者や遺族にそっと寄り添い、一日でも早く普段の生活を取り戻せるよう、カウンセリング等の地道な活動を展開しております。
犯罪被害者は、このような二次的被害に苦しめられています
- 裁判において、必要以上にプライバシーに関することを追求されて辛い思いをすることがあります。
- 被害に遭ったことで、経済的に困ったときでも十分な補償が受けられないことがあります。
- 犯罪の被害を受けた後は、一種のショック状態が続き、心身に変調をきたすことがあります。また、長期間にわたり精神的・身体的症状に苦しめられることがあります。
- 近所の人々から偏見をもって見られたり、無責任なうわさ話などにより傷つくことがあります。
- 被害に遭ったことがきっかけとなって、家族関係がぎくしゃくし、家庭崩壊につながることがあります。
- 行き過ぎた報道や事実と異なった報道により、傷つくことがあります。
- 被害者のことを理解しない周囲の人々の無神経な言動により、傷つくことがあります。